全国民の3人に1人以上が高齢者と聞いてどう思いますか?なんて年寄りだらけの国だろうと思うでしょうが、これは近い将来の日本の話です。2035年には、65歳以上の高齢者が34%にまで達すると言われています。
国としては入院病床の縮小や在宅復帰推進など、病院の数も足りなくなる一方なので、なんとか自宅で療養させようとしています。これに伴い、高まってきたのが訪問看護ステーションの需要です。つまり、訪問看護師の需要も増えています。
しかしながら、看護師の内、訪問看護師として働く看護師は2%と言われています(平成24年時)。しかし、訪問看護ステーションは全国に9000以上あるわけですから、まさに看護師市場の中でも訪問看護は売手市場といえるのです。看護師自体が売りて市場の傾向にはありますが、中でもより引く手あまたの状態ですから条件面でも一般看護師よりも好待遇のものが揃っていると言えます。
病院の代わりになりつつある訪問看護ステーションですから、病院勤務の看護師さんであれば転職しても何もとまどうことはないでしょう。病院勤務のキャリアはそのまま活かせます。しかし、病院勤務よりは綿密かつ寛容なコミュニケーションは必要とされるのでその点は現場に合わせるしかありません。
ただし、職場選びは慎重に行いましょう。9000以上もある訪問看護ステーションが一様に同じものではありません。実際に働いてみないまでは分からないものです。そのためにも看護師転職サービスへの登録がお勧めになります。看護師転職サービスはコンサルタントの質で選ぶようにしましょう。案件数の多さを謳う所は少なくありませんが、実際に大切なのはコンサルタントの質になってきます。その点では、看護師転職サイトとして老舗のスーパーナースなどはコンサルタントの質が高いと評判なのでお勧めです。